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院長 山川 達也(やまかわ たつや)

院長 山川 達也(やまかわ たつや)

医療の進歩が目覚ましい昨今、依然としてがんが原因で亡くなる方が2人に1人という現状です。約10年間、消化器外科医として従事してきた間、病気と向き合い、最期を自分らしく過ごしたいと願う方のために、私たちができることは何かと考えてきました。

様々なご意見があると思いますが、私は「自宅こそ最良の療養場所」であると信じています。環境を整え、不安を取り除き、過不足のない医療を提供すれば実現できるはずなのです。

私たちは、患者さまやご家族のお気持ちを理解し、寄り添ったサポートを行うために、しっかりと時間を確保し会話することを大切にしています。
皆さまのご希望を実現・提供できるよう、全身全霊で対応することをお約束します。

略歴

1988年   大阪府箕面市生まれ
2013年   箕面市立病院 初期研修2年
2015年   倉敷中央病院 外科・消化器外科
2019年   島根県立中央病院 外科・消化器外科
2021年   静岡市立静岡病院 外科・消化器外科
2022年7月 やまかわ訪問クリニック 開業

資格

外科専門医
緩和ケア研修

東芝昌樹 副院長 専門:腎臓内科/血液内科

近畿大学医学部卒業
医療法人暁美会 田中病院
社会医療法人頌徳会 日野クリニック
医療法人海心会 コーラルメディカルクリニック
腎臓内科専門医
緩和ケア研修 修了

女性医師 専門:消化器外科

国立大学医学部卒業
外科専門医
緩和ケア研修 修了

女性医師 専門:呼吸器内科

呼吸器内科専門医
緩和ケア研修 修了

男性医師 専門:消化器外科

外科/消化器外科専門医
緩和ケア研修 修了

男性医師 専門:脳神経内科

神経内科専門医
緩和ケア研修 修了

男性医師 専門:麻酔科

麻酔科/外科専門医
緩和ケア研修 終了

男性医師 専門:小児外科

小児外科/内科専門医
緩和ケア研修 終了

院長インタビュー

きっかけは母親
お世話になった訪問診療で、故郷に貢献したい

訪問診療を始めようと思ったきっかけは?

訪問診療を始めようと思ったきっかけは?

きっかけは、母です。皮膚筋炎を患い寝たきりだった母は、サービス付き高齢者住宅にお世話になっていました。当時、私は研修医として必死で仕事をする毎日で、母の見舞いにはほとんど行けていませんでした。

そんな中、母に優しく声をかけてくれていたのが、訪問診療の先生たちだったんです。僕たち家族の代わりに、母の寂しさを満たしてくれていたそうで、母もとても喜んでいました。母はすでに亡くなりましたが、お世話になった先生や看護師への感謝が大きく、自然と訪問診療の道を選んでいましたね。

開業までの道のりは?

元々は、消化器外科医として約10年「食道と胃を極めた日本一の医師になりたい」と邁進していました。若手のうちから多くの手術を経験できたことは、自分自身の財産になっています。

しかし、どこか物足りない気持ちがあり、全身麻酔で寝ている方の手術を行うより、外来で患者さまと接し、人の温かみに触れることのほうが自分には合っているのではないかと考えました。母のこともあり「独立しよう」と決めたのです。

現在の地域で開業した経緯は?

現在の地域で開業した経緯は?

私は箕面市の生まれで、その後、父の仕事の関係で豊中や吹田を転々としていたので、この辺りはいわゆる地元です。大学を卒業後、県外へ出たときには「戻ってこない」と思っていましたが、不思議なもので「自分の故郷の地域に貢献したい」という気持ちがじわじわと湧いてきた結果、この地で開業することを決めました。

訪問初日は話を聞くことからスタート
「心のケア」が私たちの役目です

みそら訪問クリニックの診療理念は?

私たちが掲げているのは「自宅こそ最良の療養場所」ということです。やはり良し悪しがあるので、何が何でも自宅でということではありません。ただ、急性期治療を終えた方や、もう病院に行かなくていいとお考えの方にとっては、一番住み慣れた家でしかできないことがたくさんあると思います。そういう意味で、自宅が最良の場だと信じています。

また「人に優しい医療」を心がけており、患者さまだけでなく、そのご家族の「心のケア」がとても重要だと考えています。病院での治療を終え、自宅に戻ってこられたときに「これで良かったのか…?」と感じていたり、医療従事者がそばにいないことで「何かあったときにどうすればいいのか…」と不安に思われていたりするご家族はとても多いです。
そんなご家族が抱える心の痛みや苦しみを把握し、しっかりとケアすることも私たちの大切な役割だと思っています。

具体的な「心のケア」とは?

具体的な「心のケア」とは?

まずは、とことんお話を伺います。初回の訪問では「訪問診療とは?」というご説明から始めて、ご家族のニーズをお聞きするなど、じっくり時間をかけてお話をしています。「ドクターにこんなに話を聞いてもらったのは初めて」と喜ばれる方が多く、やはり患者さまとご家族は孤独を感じていらっしゃるのだと気づかされます。
急性期病院の医師ではなかなか難しい部分をフォローすることが、訪問診療を行う私たちの存在意義だと感じています。

どんなニーズや声がある?

一番多いのは「家で大丈夫なのか」ということです。事前に在宅医療について説明を受けていても、システムの複雑さや情報不足のため、ほとんど理解されていない方が多い印象です。そうでなくてもご家族が病気になり大変な中、より不安を感じていらっしゃるのだと思います。
しかし、私たちは当クリニックを始め、訪問看護や介護、薬局が支え合い、チームで患者さまをサポートしています。実際に経験してみないとわからない部分も大きいのですが、まずは「大丈夫ですよ」「何とかなりますよ」と伝えることから始めています。

丁寧な説明と聞き取りで不安を払拭
「何かあれば、いつでも呼んでください」

訪問診療を検討している場合は?

訪問診療を検討している場合は?

私たちは、様々な重症度の方に対応していますが、訪問診療が必ずしも必要でない場合もあります。決して無理強いはしないので、例えば、まだ通院できる方や通院しながら化学療法を受けている方など、結果としてまだ訪問診療が必要ない方には、きちんとお伝えします。その上で、いろいろなご提案もさせていただきます。
どんなケースでも、まずはご相談をお聞きし、もし訪問診療に至らなくても「私たちがいますよ」「何かあれば、24時間・365日いつでも呼んでください」とお声がけしています。

費用や制度の説明は?

在宅診療は、とても高額になるとお考えの方や、保険制度が複雑でわからないという方もたくさんいます。初回訪問の際に、基本の費用がどれくらいかかるのか、高額療養費制度を申請すれば医療費が抑えられることなど、図や表を使って、しっかりとご説明させていただきます。最初のうちに、できる限り疑問を解決し、不安を払拭できるよう取り組んでいます。

自宅で過ごす意義を実感
地域で一番信頼される訪問クリニックを目指します

印象に残っているエピソードは?

印象に残っているエピソードは?

以前、病院で急変し「あと数時間から1日くらいでしょう」と言われた方がいらっしゃいました。ご家族が「どうしても連れて帰りたい」と希望し、救急車でご自宅に戻られたんです。その4時間後に亡くなったのですが「最期を家で看取れて良かった」「本当にありがとうございました」とご家族からお言葉をいただきました。たった4時間でも、やはり家は特別なんだと感じた瞬間でした。

ホームページをご覧の方にメッセージをお願いします

私たちは、地域で一番信頼される訪問クリニックを目指し、日々診療にあたっています。病院と家庭の間に立ち、どちらもの負担を軽減できるよう、患者さまやご家族に寄り添ったケアを提供して参ります。
様々な症例・重症度の方にも、24時間・365日対応できる体制を整えていますので、何かあったときに頼れる「第二のライフライン」として、ご利用ください。
また、ご家族が抱える不安や心配にもできる限りお応えしていきますので、まずはお気軽にみそら訪問クリニックまでご相談ください。

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