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- お子様の訪問診療
小児の在宅医療サービスについて
新生児医療の発展や在宅支援が進み、先天的な障害や難病をもつ子どもたちも、自宅で生活することが可能になってきました。しかし、自宅で行う必要がある医療的ケアには、人工呼吸器の管理、在宅酸素の管理などといった、問題が生じれば命に関わるようなものも多く、ご家族の負担は大きいです。また小児期疾患は、同じ病名の病気であっても、一人ひとりで症状や経過は異なります。
それぞれの現在の症状や状況を確認し、ご希望と可能な処置を擦り合わせて最適な治療方針を考える必要があります。
お子様で訪問診療をご利用いただける方
- 医療的ケアが必要な先天的な障害や難病のお子さま
- 継続的な診療が必要で、自宅などの療養場所での診療を希望される方
- 医師の診断により訪問診療を開始される方
などが対象になります。
対象疾患
- 染色体異常を含む先天性疾患
- 神経筋疾患
- 重症てんかん
- 呼吸器疾患
- 小児がん
- NICUを退院される心疾患や神経疾患、その他通院困難なお子様
などが対象になります。
※年齢に関してはご相談ください
診察の内容や処置
- 各種予防接種
- 薬の処方
- 点滴の管理
- 血液検査
- 尿検査
- 気管カニューレ・吸引機器等の管理
- 在宅酸素療法の管理や指導
- 人工呼吸器の管理や指導
- 経管栄養の管理や指導
- 胃ろうの交換や管理
- カテーテルの管理
- 緩和ケア
など
当クリニックの訪問診療の特徴
24時間・365日対応
訪問診療を行っているお子様の状態の悪化や急変が生じた場合などに、まずは電話で状況をお伺いした後、必要に応じて緊急で往診を行います。
連携体制
療養場所では行えない検査や治療が必要になった場合には、連携医療機関をご紹介し、適切な検査や治療を行えるようにします。
費用について
訪問診療では、健康保険が適用され、医療費の自己負担割合は小学生以降は3割、未就学児は2割です。
通院や入院の時と同様「高額医療費制度」「小児医療費助成制度」「限度額適応認定証」などの医療費助成も利用できます。
各種制度により 自己負担額が異なります。詳しくは医療機関の相談窓口へお尋ねください。
こんな心配はありませんか?
入院が必要になった時にはどうなる?
療養場所での療養が困難になった場合や緊急で入院が必要になった場合には、基本的にはかかりつけの病院へ紹介します。
かかりつけ病院が満床の際は、提携先の病院で入院ができるように手続きを行います。
医療材料はもらえる?
かかりつけ病院と相談の上、可能であれば訪問時に必要分をお持ちします。
詳しくは訪問診療先へご相談ください。
予防接種だけお願いできる?
定期的(月2回以上)な訪問診療を受ける必要があります。
訪問診療内であれば予防接種を行うことも可能です。
急に調子が悪くなった場合は対応してもらえる?
当クリニックの訪問診療を受診されている方であれば、24時間・365日対応しています。
まずは、お電話で状況や状態をお伺いし、往診が必要と判断した場合には、夜間や休日問わず伺いますのでご安心ください。